37週を超えて赤ちゃんに会えることが待ちきれない私。あらゆる陣痛ジンクスを試していました。
お笑いライブをみて、オロナミンCを飲んだ日には、おしるしらしきものが、、!期待が高まるばかり。
その翌日、38週の健診。グリグリと子宮口の大きさを測られ「もういつ出てきても大丈夫だね」〜と言われます。
帰りのバスで何かお腹が重たく痛みました。(誰も席を譲ってくれなかった。笑 いつも期待していないけど、この日はさすがに立っているのがきつかった、、)
帰ってからお腹が痛くなる時間を試しに測ってみると、なんと10〜15分間隔。「もしやこれは陣痛?前駆陣痛かな?」とドキドキしながら様子をみる。
夫もまだ帰ってないし、ご飯を作って、お風呂に早めに入ってみた。
そうこうしているうちにだんだん痛みが強くなってきて、22時頃病院に連絡してみると、病院で診てもらえることに。帰ってきた夫と共にタクシーに乗り込みます。
23時頃に病院に到着。「まだ子宮口の開きは大きくないので、もしかしたら陣痛が遠のいて帰ることになるかもしれないけど、1泊様子を見てみますか」と言われる。(ここで帰らなくて本当に良かった)
当時コロナの真っ盛りだったので、ここで夫は帰り、私は一晩LDRで過ごすことに。
だんだん増していく痛み。
陣痛には波があって、痛くない時は痛くないと聞いていたけど、ずっと痛い!!(体の力を抜くのが下手だったのかな、、)薄暗い部屋のソファーで、寝ることもできず、一人ひたすら痛みに耐えました。
お尻の辺りを押してもらうと痛みが和らぐという話を聞いたことがあったけど、
私の場合は全くそんなことなくて、むしろ押されると違和感が。早く出てきて〜と赤ちゃんが重力を使ってでも早く降りてきてくれるように、何となく女の子座りになってひたすら念じる。
たまに来てくれる助産師さんにトイレに行っておくように促されて行くと、ちょっと破水した様子。もうあんなにトイレが辛いのは、人生最後でありますように。
このあたりから、もう痛くて声が漏れてしまう。
しばらくすると、助産師さんが椅子を貸してくれて座りながら分娩台に突っ伏して痛みを堪える。ずっと痛いけど、確かに波はあって、めちゃくちゃ痛くなって、痛みのピークが引くと眠って(気を失ってた?)の繰り返し。頭の中ではずっと「剣の舞」が流れていた。前奏部分のように「くるぞくるぞ〜」という予感の後、ひたすら嵐のように痛くなり、そこからスーっとピークが引いてくる。剣の舞は、もう完全に陣痛のテーマソング。
そうこうしている間に、夜が明けて子宮口は全開に。
出産前1時間くらいから立ち会えるということで、「旦那さんを呼んで」と声がかかる。(「あっ、自分で呼ぶんだ」と思った。)
向かうと連絡が来たけれども、その後なかなか到着しない。。
分娩台に乗って、いつの間にか先生も集まってきてお産の雰囲気に。
「旦那さん、まだ?」と言われつつ、もう痛過ぎて旦那さんを待たずとも早く出したい一心の私。その後ようやく着いた旦那さんに遅かった理由を聞くと、「時間かかるかもしれないから、ゆっくりトイレに行ってた」とのこと。(殺意が沸く。)
いきんでと言われて、試しにいきんでみる。(「そういえば、いきみたい感覚って最後までずっとなかったな〜」とこの時感じる。)
いきみのGOサインが出てから、10分くらい。最後はベッドの上で横向きになり、足を持ってもらって息子誕生!!初めは声が聞こえず不安だったけど、しばらくして産声が聞こえ一安心。
38週で3,764gの大きめの赤ちゃんでした。
カンガルーケアをしてもらって、本当に人が入っていたのかと改めてびっくり!そして痛みから解放された安心感でいっぱいでした。(もっと母親らしい感動があるのかなと思っていた笑)
息子はどうやら臍の緒が首に絡まっていたようで、
「顔と体の色が違うけど、もう大丈夫ですよ」と言われる。怖い。
お股は相当裂けていた様子で時間をかけて縫ってもらう。
どれくらい裂けているか聞きたかったけど、「これだけ大きかったら仕方ないね〜」と言われ、それ以上は聞けなかった。
それと記憶に残っているのは、助産師さん間の指導の厳しさ。。
ついてくれた助産師さんのうち、一人は指導役、もう一人は新人だったようで。指導役の人は私にはすんごい優しかったけど、新人さんにめちゃくちゃ愛想悪くて。空気悪いのは嫌だし、お願いだからもっと新人さんにも優しくしてよ〜と思った。笑